♬ライブレポート

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バリトン 小藤洋平

チェロ  印田陽介

ピアノ  内藤 晃

 

1月29日 しらべの蔵 がグランドオープン致しました。

 90歳の米蔵と90歳のベヒシュタインが融合し、熟成を重ねる特別な場所に

 どこまでも美しい音色が響き渡りました。

 

 【プログラム】

 春に D.882

 アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D.821

 即興曲 変ト長調 D.899-3(Op.90-3

 愛の使いD.957-1 

 セレナーデD.957-4 

 ミューズの子D.764 

 水の上で歌うD.774 

 さすらい人の夜の歌D.768

 さすらい人 月に寄せてD.259

 開演に先立ち行われました、ユーロピアノ社長 加藤正人さんのピアノの解説が

 大変興味深く勉強になり奥深いベヒシュタインの世界へといざなってくれました。

 内藤晃さんの美しく繊細で温かみのあるピアノの音色。小藤洋平さんの心に染みわたる深く味わいのある歌声。

印田陽介さんの美しく叙情性に彩られたチェロの音色。

3人の素晴らしいハーモニーがここ しらべの蔵 に新たな歴史の1ページを刻みました。

 シューベルティアーデを彷彿させる親密でかけがえのない空間で魂を揺さぶる上質な音楽を心ゆくまで堪能させて頂きました。

 

アンコールはこの日のためにチェロを加えた特別バージョン「An die Musik 音楽に寄す」

 どこか懐古的な美しい旋律が古くて新しい しらべの蔵 の門出にピッタリでした。

 ピアノの選定から今日に至りましてお力添え頂きましたピアニストの内藤晃さんに

 この場を借りて心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

 今後も皆様に愛される隠れ処の音楽堂を目指してまいります。

 どうぞよろしくお願い致します。

 

今日の予定