♬ライブレポート

11月23日(木・祝)

当方のピアノを選定頂きました内藤晃氏のコンサートが開催されました。今回も昼の部・夕の部と2回公演、共にオールバッハという何とも贅沢なコンサートでした。昼・夕ともご参加された方もいる程、内藤氏の奏でるバッハは素晴らしかったです。

内藤氏の演奏が始まると蔵の中はたちまち18世紀にタイムスリップし、蔵のオールドベヒシュタインがあたかもチェンバロの様に聴こえてきます。特にフランス風序曲ロ短調BWV831は鳥肌が立つほどの渾身の演奏でした。複雑な音色の細やかなコントロールが絶妙で、音の粒が1粒づつそれぞれに豊かな色彩を放ち、呼応し絡み合いながも解けてゆき、やがて一枚の絵画がしあがってゆく様を目の当たりにした様でした。こんなにも繊細で表情豊かなバッハに初めて出会いました。当方にて演奏して頂き光栄に存じます。

※内藤氏のコンサートは、毎回ソフトな語り口で、楽しい逸話を交えての楽曲レクチャーにも定評がございます。

  

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11月23日しらべの蔵プログラム.jpg※アンコール メンデルスゾーン無言歌集作品19-1

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